法華経と筋トレ〜男性ホルモンは宗教生活の敵か!?

男性ホルモンは宗教生活の敵か!?

 

テストステロンという男性ホルモンをご存じだろうか。
筋トレレなどをやると、ドバーッと沸いてくるホルモンだ。

このテストステロンだが、
よく言われるのが、攻撃性や支配性、暴力性などを誘発するといわれている。

ところで、おれの趣味は、筋トレだ。
筋トレをした後は、テストステロンが出ているのがわかる。

気持ちが高揚して、妙に、自信がわいてくる。
自分が長渕剛か、浜田省吾か、ブルース・スプリングスティーンになったような気がしてくる(笑)

しかし、この手の男性ホルモンは危険だ。
攻撃性、支配性、暴力性などは、宗教生活には必ずしもいいとは限らない。

おれは筋トレをして万有感に満たされながら、
こういう感覚は瞑想には不向きなのではないか、と悩んでいた。

 

他人を思いやる心が生まれるテストステロン

 

しかーし、近年の研究でテストステロンにはもう一つの、
ありがたい御利益があることがわかった。

それは「利他の心」、つまり他人を思いやる気持ちを育むことだ。
他人を助けたい、他人に寛容でありたい、などの社会性の欲望を、
このテストステロンが底上げしてくれるというのだ。

法華経は、利他の心を重視するきわめて大乗仏教的なおしえである。
つまり、法華経は、人助けのお経でもあるわけだから、
もっといえば、
法華経はテストステロン的なお経ともいえる。

そんなわけで、おれは筋トレをして、
ぐんぐん男らしくなる後ろめたさから、脱却できた。

これからはお坊さんも、筋トレ、の時代か(笑)