般若心経は音楽だ!

僕の遊興のひとつに音楽があります。
絶望の中で、僕が支えとしたのは音楽だけでした。

音楽なしには生きられません。

若い頃から、ロック、ジャズ、テクノ、ヒップホッブ、ソウル、カントリー、ブルース、ラテン、ハワイアン、琉球音楽ほかの民族音楽などを聴きまくってきています。

人生は音楽です。

うまいメシ、感動する小説、素敵な女性・・・世の中のすべての感動には、
音楽が流れています。

僕を救ってくれたあの経典も実は音楽なんです。
そう、

般若心経は音楽だ!

さらに言えば、

般若心経はパンクである!

このことは、僕の処女作、『29歳からはじめる ロックンロール般若心経 世界を裸眼で見るレッスン』に詳しく書かれています。
この本を作った経緯に関しては、あとでゆっくりお話しますね。

さて、なぜ、般若心経が音楽であり、パンクであるか。
その理由はたくさんありますが、今日はひとつだけご紹介しましょう。

般若心経には、音写が多い、ということです。
音写とは、ここでは、インドの言葉をそのまま翻訳せずに、漢字で当て字した言葉を指します。

ちょっと紹介しますね。

あのくたらさんみゃくさんぼだい

な、なんでしょう。このセリフ。
これ、般若心経の一節で、漢字では、

阿耨多羅三藐三菩提

なんか、セクシーでカッコよくないですか。

さらに、最後をしめくくる、呪文はこうです。

ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい
はらそうぎゃてい ぼじそわか


これは、こう書きます。

羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶

なんか、ロックでしょ?
かっこいいです。

意味なんか、関係無いです。
これはインドのおまじないなので、翻訳せずにそのまま当て字をつけたのです。

意味なんか、わからなくて、いいんです。
とにかく唱えてください。

あなたに幸福をもたらします。

音楽は波動です。
言葉やロジックが入ったら、
死んだも同然です。


ここが般若心経のパンクな魅力なのです。
ぜひこの言葉を自分のスマホや手帳にメモして、
落ち込んだときに唱えてください。

僕は。つらかったとき、いつも唱えて乗り越えました。