旅(人生)を本当に楽しんでいるか

加島祥造センセの話

どーも。
久しぶりの投稿です。

いきなり、ところでなんですが、
みなさん旅が好きですよねー。

僕も昔はよく旅をしました。
アメリカやアジア諸国ですかね。

いまは旅をしていませんなー。
なにしろ、心の旅に忙しいので。
なんちて。。

冗談はさておき、
旅に行くとみなさん記念写真をパチパチとスマホでやりますよね。
私もしますがあんまりしません。

その光景を目に焼き付けるのに一生懸命で、
記録にとどめるヨユーがないのかもしれません。

詩人の加島祥造さんをご存じですか。

 

『求めない』 加島祥造

『求めない』 加島祥造

 

 

『求めない』という名著を書かれた素晴らしいお方で、
生前は長野の村にひとりで住んでいました。

その人がこんなようなことを本で書いていました。

バリ島で何の気なしに海に潜ったら、
ダイビングで潜っていた時とは、魚や珊瑚が別の世界として見れたと。

ダイビングーは素晴らしいスポーツですが、
時として、魚や珊瑚を発見することに躍起になって、
見つかったら「感動! はい、おしまい」と
自分のメモリーにストアして終了みたいなことって、ありますよね。

獲物を「狩る」ことに必死になって、
その鱗のエロチックな美しさや、珊瑚の異様な形状などから、
世界の神秘に触れあうことなどから離れてしまうことって。

みなさん、大事なことを忘れてませんか??

 

それって、私たちの人生全般にもいえますよね。
目的の「獲物」を仕留めるために、
「いま・ここ」の美しさ、
世界の素晴らしさを見逃してしまうことってありますよねー。

生きるのがつらいときは、
先行きの不安や過去のトラウマなどにしばられて、
「いま・ここ」の美しさ、
不思議さを忘れてしまっている時ではないでしょうか。

けっこう世界って、グロいし穢れているし、そして何より美しい。
その生の肌触りを忘れている時って、とても苦しく窮屈なものです。

加島祥造さんは、「3分間、何も求めないでいる」ことを勧めています。
ぼくもやりました。
たしかに、3分間、何も求めないのは難しい。
あれが喰いたいとか、エッチな動画を見たいとか、エロエロ、
じゃなくていろいろ妄想してしまいます。

でも、3分やりきると、気持ちがふわっとリラックスするんです。
世界が別の肌触りで体験できます。
お試しをー。