2019-01-01から1年間の記事一覧
そんなプライド、捨ててしまえ! 禅では、すべてを投げ捨てて、丸裸になれと主張します。 「私は修行を通してすべてを捨てて、まっさらな自分になりました」とある修行僧が師に言いました。それに対して師は言いました。 「放下著」(そんなプライド、捨てちま…
目の前の大きな宝物に気づく。 ある僧が師に「禅が生まれた本当の理由はなんですか」と尋ねました。すると師は「庭の前にある柏の木じゃよ」と答えました。突拍子もなく聞こえるのが禅問答の痛快なところですが、ちゃんと本当の意味もあります。 尋ねた僧は…
「利他」の心で自分の心も洗う。 人を救うためには、泥にも入り、水にも入る――。 そんなお人好しでは世の中渡っていけないよ、と思う方はいるかもしれません。たしかに、人助けの行為はたやすいことではありません。それでもなおかつ、このような行為が人の…
死を想うことで明日が見えてくる。 大きな病気をすると、人生観が変わるとよくいいます。 人生観というより、「死生観」が変わるのでしょう。 つまりどんな死に方をするべきかです。 どんな死に方をするかを考えれば、残された時間をどう生きるかにつながっ…
山は不動。動いているのは心。 川に沿って歩くと、川面に映っている東にある山も移動していく。 山とはどっしりとしていて、不動のものです。それが川面を移動していくように見えるのは、不思議です。 動いているのは川の流れなのか。それとも山が動いている…
私たちはなにもできない 全長46m、高さ15m。このとてつもない大きさの涅槃仏を見てきました。 バンコク市内にある王宮寺院ワット・ポー。そこに「涅槃仏」は横たわっています。「涅槃仏」とはお釈迦様が入滅されるときの様子を表したものとされています。 …
最初の一歩が世界を変える。「一斬」とは、ひとつのものを切ること。「一切斬」とは、すべてを切ること。 自分をすっかり変えるのはとてもむずかしいことです。 人間は習慣の生き物だからです。毎日つづけていることを変えるのは非常に抵抗があるものです。 …
いやらしくない人なんていない ある知人の女性が言っていました。 「私は街ですれ違った同世代の女性を見ると、 瞬時にどこのシャツを着て、どこの靴を履いて、 どこのバッグを持っているかを判断する。 するとその人がどのあたりに住んでいて、 どんなレベ…
いやらしくない人なんていない ある女性の知人が言っていました。 「私は街ですれ違った同世代の女性を見ると、 瞬時にどこのシャツを着て、どこの靴を履いて、 どこのバッグを持っているかを判断する。 するとその人がどのあたりに住んでいて、 どんなレベ…
暑いですねー。 今日はちとこむずかしい「同一性」についてのお話しを軽くしてみようかと思います。 まあ、わかりにくい概念ですが、「個」としての性質とでもいいましょうか。 もっとざっくりいえば、 おれがおれである。 ということです。 昨日のおれは、…
ありもしない妄想にしばられない。 ありもしない縄で自分をしばりつけるとはどういうことでしょうか。悟りを外の世界に探し求めて、道に迷ってしまうことのたとえです。プレッシャーとは見えない縄のようです。リーダーともなると、多様な責務で大きなプレッ…
自分が出会った場所で悠々と生きる。生きているとさまざまな環境に身を置くことになります。 あなたがビジネスパースンなら、もちろん、人事異動もあるでしょうし、転勤、さらには海外赴任もあるかもしれません。新しい環境に身を置くことは、誰しも緊張しま…
みなさま、こんにちは。ブログ、ちょっとお休みしておりました。 今日、読者の方から励ましをいただいたので、うれしくなって再開します。ご報告がございます。最近、なんも書いていなかったのですが、久々にめらめらくるものがあり、本を書きました。 「リ…