「意図する罠」を抜ける

私は「やれない、やらない人間」 昨夜、私は友人にこう言われました。 「きみはもっとやれる人間だよ」と。 いわゆる「励まし」ととってよいだろう。 そのよう気持ちを私に向けてくれたことに感謝する。 しかし、一方で、深い孤独を味わった。 なぜなら、私…

他人の悲しみをどこまで受け止められるか

泣く人の涙と、抱擁する人の涙は別物 誰かが泣いている。誰かが音もなく泣いている。あなたは手を差し伸べる。あなたは抱擁する。あなたは涙する。美しい行為です。私も涙したいし、涙してもらいたい。しかし、その涙は、流した人とどこまで同じ涙なのだろう…

書かないと気が狂ってしまうことを書く

お久しぶりです。しばらく執筆から離れていました。読書からも音楽からもあらゆるものから離れました。私はただ生きることを試してみました。何もしない、何も考えない。生産活動というものから離れた自分はどう生きられるか。創造することを停止した生き方…

この世界はすべて仮のもの。そしてすべて真実だ 〜「法華経」方便品

「方便」(ほうべん)とは何なんだ!? 「嘘も方便」ということわざは、みなさんも聞いたことがあるだろう。これは嘘をついても、それは真実を伝えるための仮の手段である、ということである。よく浮気した夫が、「昨日は上司との飲み会で・・・」などと、かみ…

法華経と筋トレ〜男性ホルモンは宗教生活の敵か!?

男性ホルモンは宗教生活の敵か!? テストステロンという男性ホルモンをご存じだろうか。筋トレレなどをやると、ドバーッと沸いてくるホルモンだ。このテストステロンだが、よく言われるのが、攻撃性や支配性、暴力性などを誘発するといわれている。ところで、…

おれたちが救われる「霊的な時間」についてもうひと言いわせてくれ〜「法華経」序品その5

救ってくれたのはいつも「霊的な時間」 おれはかつてこのブログで書いたように、30歳を過ぎたころ、精神に行き詰まりを感じておかしくなり、会社もリストラ的に辞めて、ぷーたろー生活に入り、借金を作った。仕事が決まらないので、借金もかさみ、蟄居生活で…

あなたがきっと救われる「霊的な時間」〜「法華経」序品その3

時間の感覚を打ち壊される 法華経は最初のところから、なんだかわけがわからなくなる。それぞれの文章が難解なわけではないのに、全体として、「ぽかーん」としてしまう。どうしてだろう。おれが思うに、いろんな人が出てきて、いろんなことを語るからだろう…

「法華経」を読むと、道元も思い出す 〜「法華経」序品補足

時空間の概念がかく乱される どうもです。前回、前々回と、「法華経」の冒頭部「序品」について、ざっくりとしたお話をした。読者の方から「わかりにくい」というご指摘もあった。 なので、ちょっと補足しておく。おれが「序品」を読んで感じていること。そ…

時間の概念を超越するスペクタクル・ロマン 〜「法華経」序品その2

過去が未来へ、未来が過去へ おれたちは過去を悔やみ、未来を憂いて生きている。毎日は後悔と不安で渦巻いている。しかし、もし、過去や未来が、おれたちが考えている手の届かないものでなかったら、おれたちが過去から未来に渡って、永遠の宇宙につながって…

現在・過去・未来・・・すべてを知ってくれているお方がいた〜序品その1

現在にも過去にも未来にも存在するお方とは こんにちは。萌え寺・了法寺のご住職と親しくさせていただき、「法華経」を読む機会を得た。いままで苦手意識満載の「法華経」を読む気になったのは、了法寺のご住職の「ホケキョー愛」に心を打たれたからに他なら…

おれが見つけた新しい経典「法華経」

人生にまた災難が訪れる お久しぶりです。おれはまた新たな局面を迎えたので、ブログを再開します。おれはいま、52歳になった。はっきりいって、じじいである。これを読んでくださっているみなさんはおそらく、もっと若くてやりたいことがたくさんあり、体力…

了法寺はオモロイ!

ちょいごぶさたでした。 八王子の萌え寺・了法寺を訪ね、ご住職と盛り上がりましたので、 もうひとつブログを開設しました。 こちらも併せて、よろしくお願いいたします。 「愉快な住職と読む! グレート・ザ・法華経」

記憶とは墓場である

記憶は霊的にはなんの役にも立たない あなたは記憶に救けられていますか。人生を救うものは、優しい愛の記憶しかない。と何かのエッセイで呼んだことがあります。確かに、落ち込んだとき、誰かからもらった愛の記憶は癒しになりますね。また記憶は、経験とな…

頭ではほんとうの体験はできない

頭で考えたことは、ゴミ ぼくは意外とお勉強好きです。般若心経も学問として、最初に読み始めました。ぼくは体系だった学問が大好きです。論理的に美しければ美しいほど、その学問を愛します。しかし。人間が考えることは、限界があります。人間の思考など、…

般若心経は宗教ではない

仏教を超えた「生」な言葉たち 人生どん詰まりのぼくは、般若心経を手にしました。これははじめて言うことなんですが、般若心経が仏教の教えの中核を伝える教えだから、信じて読んでいるわけではありません。どちらかというと、ぼくは無神論者に近いし、仏教…

「でも」ではなく、「そうだね」ではじめてみた

「でも」は醜い 村上龍さんの小説、『超電導ナイトクラブ』にはおもしろい人がたくさん出てきます。その中のひとりに、部屋の中に入ってくるとき必ず、「それは正しい!」と叫ぶ人が出てきます。圧倒的な現状肯定です。ひかれますね、かなり。引き寄せの法則…

あなたにもできる! 本を書くこと。僕にもできた

チャンスは身近なところに 病気になって、失業して、友人も、家族も失った僕。失意のままになんにもしなかった10年間。やっていたことといえば、般若心経を読むことだけ。そんな生活をおもしろいと言ってくれる唯一の友がいました。その友はフォレスト出版と…

不自由な自分が心地よい理由

制約がある人ほど、実は強い 今日、人に言われました。「悲しい人って、強いですよね」。悲しみにくれる人は、実は強い。悲しみに満たされていればいいからです。お金がない、彼女がいない、いい仕事がない言って、嘆いているのは、実は案外、心地よいものな…

「決められない」のは勇気のある証拠

「決断力」の大ウソ 「決断力をつける」などのテーマの本か売れています。「決断力」がない人間は時代に取り残される。「決断力」がない人間はチャンスを取りこぼす。本当でしょうか。一世一代の決断。みたいな場面が、人生では何度かあります。人生の岐路で…

大嫌いな「孤独」が自分を作ってきた

「ゆるいつながり」はいらない 孤独ですか?イエス、もちろん孤独です。孤独ではない?もしそれなら、聖人か偽善者です。「ゆるーく、つながっていてくださいね」なんて、よく言われますが、僕はそんな関係に興味が無いです。それって、互助会みたいじゃない…

自信のない自分をぶっ壊す方法

自信ですか? 当然無いですよぉ 「自信の付け方」みたいな本をよく見かけます。僕も読もうかなあ、と思いつつ、買いません。なぜか。そんなの読んでも自信なんか、つきそうもないからです。みなさんもそれ、ご存知ですよね。自信、とはある意味、思い込みに過…

「自分探し」は玉ねぎの皮をむくほど徒労に終わる

「自分探し」をした無駄な10年 みなさん「自分探し」をしたことはありますか。大好きでしたね、僕は。なにしろ、30歳頃、重い精神病を患い、失業、借金などに追われた身で、30代はまさに、失われた10年でしたからね。「自分探し」をはじめたのは、40代でした…

「不」と「無」が30個も! 常識をメッタ斬りする般若心経の魅力

なかなか世の中と折り合いがつかず、ついには、妄想でドイツ人のスパイに命を狙われていた僕。「勝ち組」だの「負け組」だの地位や名誉、カネに縛られるこの世が苦しくてたまらない。ええ、昔はそういう世界も嫌いではありませんでした。受験戦争も体験して…

「善悪」とは窮屈な人間界の価値基準

人は自分に都合がいいとき、「正義」という名のもとに、人を糾弾したり、「罪悪」だと非難して、相手を痛めつけたりします。窮屈ですね。僕も以前は、自分のご都合に合わせて、「正義」などを振りかざす、鼻持ちならない人間だったんです。そして、時には、…

目的のないことに集中すると自由になれる

長い長い病気と、その後の社会復帰に時間がかかった僕。やっと中堅の出版社に潜り込み、ビジネス書の編集者をしていました。その当時、ライフハックとか、レバレッジ仕事術などの、仕事を効率的・効果的に行う仕事術が流行っていました。僕も追いかけました…

他人を許すことは自分を解放すること

憎い。こんな気持ちは人間だったら当たり前です。顔も見たくない。あいつが不幸になればよい。そういう相手も実際、誰にもいますねー。僕もいっぱいいましたよ、今も少々^^;でも、憎しみというのは、実はそういう相手がいるから存在するのではなく、自分の心…

般若心経は、お気に入りの1フレーズでよい

こんにちは。まずおもしろいものをご覧いただきましょう。 これです。 犬目山 不動院 安養寺の絵般若心経おもしろいでしょ。絵心経といいます。昔は、文字が読めない人も多かったから、絵で般若心経を伝えたのです。般若心経というと、漢字ばっかりで読みに…

仏教を愛する僕が、洗礼を受ける!?

こんにちは。昨日からちょっとふさぎこんでいました。なんででしょう。たぶん、昨日と今日は「無常」をハラに落とし込んでいなかったからでしょう。他人も世界も、決して自分の思うようにはならない。僕らができることは、他人や世界をただ、ありのままに見…

元気になると、「自分をよく見せたい」というエゴが出る

中堅出版社にもぐりこんだ僕。つい1年前までメソメソして、ソファに張り付いていた僕ですが、そこそこ日常生活を立ち回れるようになると、しょうもない欲望がまた頭をもたげます。カッコよく見られたい。頭がいいように見られたい。一目置かれたい。尊敬され…

社会復帰してよみがえる、妬み、恨み、憎しみ

平穏に暮らしつつある、いま、あの地獄のような日々を思い出して書いています。でも、あの地獄の30代のことをいくら思い出そうとしても、鮮明さに欠けます。どこかで微妙に輪郭がぼけているというか、ピントが合わなくなります。夢の中のような10年でした。…

社員4人の会社で再出発

不治の病とされる精神病で、廃人寸前にまで至った僕。失業して、多額の借金を背負い、しかも引きこもりになった僕。自宅のソファから離れられず、窓の外の青空をぼんやり眺めていた毎日。そんな僕の回復のきっかけとなったのは、社員4人の小さな業界誌の会社…

般若心経は音楽だ!

僕の遊興のひとつに音楽があります。絶望の中で、僕が支えとしたのは音楽だけでした。音楽なしには生きられません。若い頃から、ロック、ジャズ、テクノ、ヒップホッブ、ソウル、カントリー、ブルース、ラテン、ハワイアン、琉球音楽ほかの民族音楽などを聴…

薄皮がはがれるように

五日一風十日一雨ゴジツイツプウジフジツイチウ五日に一度、風が吹き、十日に一度、雨が降る。禅の言葉です。天候が良好で、太平な毎日のことを言います。三寒四温なんて言葉もありますね。まさに病気からの回復は、そんなゆったりゆったりとした時間でした…

体重98キロ、シミ・むくみ、頭も禿げて、シャツを出して歩く男に

前回は暗い話をしてしまいました。では、加えて、笑えそうで笑えない話を。僕は大学では体育会系で、30歳までは、シャキーンとした身なりをしていました。小沢健二のように(!?)グッチのビットモカシンを履いて街を闊歩しておりました。そんな僕も、4年後に…

借金が800万円に。自己破産へのカウントダウン

精神病になり、山の中の病院に通っていた僕。社会復帰したけど、僕が勤める会社はブラックばっかり。怪しいヒーリンググッズや、押し売り、ねずみ講の広告記事を書いて、世をしのいでいた僕。収入は病気前の4分の1。バブルのクセが治らないのと、孤独で寂し…

常識を笑い飛ばせ

世間から見れば、僕は不幸のどん底でした。 正直、自分もそう思っていました。 失業につぐ失業。 サラ金地獄。 不治の病い。 孤独。 笑いにも笑えない状況です。 死にたい。 そう思いました。 でも、死にませんでした。 死ねませんでした。 生きたかったので…

他人をコントロールすることはできない

友人が、恋人が、同僚が、部下が、自分の思うように動かない、なんてことは誰でもご経験済みだと思います。僕の手元にいま、一冊の愛読書があります。今日は般若心経とは違う本についてお話したいと思います。でも、言っていることは一緒です。「禅マインド …

「なんとかなるさー」廃人からの大転換

僕は今日までたくさんのものを失いました。プライド、お金、仕事、友だち、家族・・・。誰にも見向きされず、誰も僕の話を聞いてくれない。もう失うものは、命しかありません。今日だけ、今日一日しか、僕にはありません。今日というより、いま、この瞬間し…

自信の積み上げ方

就職しては、挫折。また就職しては、逃げて帰る。そんなことを数年間、続けていました。履歴書はメタメタになっていく一方、借金は増える一方、家族にも見捨てられこと風前の灯。僕は午前中、のろのろと起きて、ソファの上で夕方まで過ごし、そして般若心経…

不生不滅。本当は世界ははじまっても終わってもいない

出来事にははじめと終りがある。だからいいんだ。と、いつも言っていますが、実ははじめも終わりも本当はないという恐ろしい話。僕は病気時代、そして失業時代、なんでこんな病気や失業がはじまってしまったのだう、この苦しみはいつ終わるのかな、などと考…

他人を受け入れること、世界を受け入れること

仏教では、物事にこだわること、とらわれることをたいへん嫌います。ところが、般若心経に出会う前の僕は、こだわり、とらわれの塊みたいな存在でした。僕の得意だったのは、他人に「レッテル」を貼ること。あいつはこういうやつだ。こいつはこういうタイプ…

携帯組み立て工員、オカルトグッズ販売会社、塾講師、保育士、ブラックIT企業などを転々と

日経新聞に「私の履歴書」というコーナーがありますね。素晴らしい方々がご自身の半生を綴っております。ところで、僕の経歴は履歴書には書ききれません。記入欄が足りないのです。まさに、「黒い履歴書」。たまらんです。携帯工場工員、オカルトグッズ販売…

般若心経的生き方を身につけるのは英語学習に似ている

心が自由になるためには、般若心経が役立ちます。でも、このお経は一回読めば、それで人生が180度変わるというシロモノではありません。お坊さんの読経を聞けば、確かになんとなく心が晴れます。でも、般若心経は、ヒーリングミュージックではないのです。や…

そんなプライド、捨てちまえ!

バリバリ働いていた会社で統合失調症を患い、山の中の病院で治療を果たし、社会復帰を遂げた僕でしたが、結果は惨憺たるもの。みんなには白い目で見られるし、仕事も来ないし、できない。発病前は、社内でふんぞり返っていた僕が、虫の息で申し訳なさそうに…

「とらわれない生き方」を模索する僕がとらわれたカネという魔物

般若心経で僕の人生は少しだけ変わりつつありました。エリート意識プンプンだった、奢りの塊のような自分。プライドだけ高くて、周囲と壁を作り、そのくせ、人に認められない自分に孤独感を感じていた自分・・・。ちょっとした人の反応に過敏になり、相手を…

公衆便所の便座に座れない僕が、般若心経に出会って平気になった理由

なぜ、あの妄想地獄とそれに付随する神経症、うつ的症状の最中、ぼくは般若心経の本を手にしたのだろう。あの頃は、日常をもうろうとして 、どうやって毎日生きていたか、記憶にありません。ドイツ人の諜報部員・カールに命を狙われ、崩壊した僕。カールが消…

最初にグッときたのは、有名な「色即是空」などではなく、「不垢不浄」。

『ひろさちやの般若心経88講』は初心者の方に、ぜひ読んでいただきたいです。ちょっと時代は、前後しますが、不肖、この私、実はとある出版社で、ひろさんの担当編集者をしていたことがあるのです。般若心経に出会い、ひろさんの本をきっかけとして、さまざ…

経典の発見

その経典は、僕の精神的放浪の末、やっとのことで出会った、というわけではありません。その経典のことは、子どもの頃から知っていました。しかし、その経典を読んだことはありませんでした。耳で聴いてき続けたのです。その経典を初めて読んだのは、僕が社…

自宅での闘病、職場復帰へ。

山での闘病を終えても、先生は職場復帰の許可をなかなか出しませんでした。そのことで先生と何度もケンカをしました。しかし、いま、思い返すと、復帰なんてしょせん無理な話です。思考回路が減速していて、見た目にも廃人のような僕でしたから。自宅では、…

山の中の病院での闘病生活

32歳のとき、僕は統合失調症と診察されました。それは僕にとって、青天の霹靂。寝耳に水でした。かつては忌まわしい名前で呼ばれていたあの恐るべき病気。それにいま、自分がかかっている。諜報部員・カールも実は僕の妄想で、実在しないという真実。僕はそ…